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2015年1月15日 (木)

“テロとの戦い”ではテロはなくせないだろうなぁ~(>_<)

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イスラム教の開祖ムハンマドを風刺したイラストを載せたフランスの週刊誌“シャルリー・エブド”に対する襲撃事件を受けて、フランスはもとよりヨーロッパ全土に抗議の動きが広がっている。

各国首脳も参加して大規模なデモが行われたが、“テロに屈しない”という強い決意を表す行動を心強く思うと同時に、9.11を思い出した。

航空機による自爆テロという前代未聞の事件を受け、当時のブッシュ大統領は“テロとの戦い”を合言葉にアフガニスタンをミサイル攻撃し、国内では人権を無視した厳戒態勢を常態化した。

同盟国を巻き込んで、アフガニスタン、イラクに戦争を仕掛け両国を軍事力で破壊・・・その結果、テロは無くなったのか?

テロの背景には貧困と差別、ものすごい格差など、社会が抱える闇の部分が存在する。さらに、日本でのオーム真理教事件のように、「豊かな」社会における若者たちの心の問題もある。

パレスティナに対するイスラエルの『テロ』を黙認する西欧社会への反発もエスカレートする一方だ。

「私はシャルリ!」という連帯の旗の下、リベラルな市民とともに反イスラムや移民排斥運動、極右政党などもそれぞれの思惑で一緒にデモを行っている・・・。

世界にはもうフロンティアはなく、富裕層の有り余るマネーは国内に新たな利潤を求める結果、冨はますます偏在し、持たざるモノ同士が減り続ける冨の争奪戦に追い込まれる・・・ここにも本来の敵は隠され、身近な敵を叩く構図が加速する。

学校でのイジメも、職場でのパワハラも、テロも、その構造は同じ・・・弱いもの、持たざるもの同士が争い、身近な『敵』を叩き合う・・・悲しい限りだよね(>_<)

暴力は絶対に許さない! それとともに、社会の構造も見抜いていかないと・・・ルアンダで民族間の悲惨な虐殺を体験したマリールイズさんは、教育こそ虐殺や報復の連鎖から逃れる唯一の道・・・と語ったが、本当にその通りだと思う。

世界中の軍事費のほんの一部でも、本気で教育に振り向けることができれば、テロなんか起こらない・・・と思う。

坂本 洋

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コメント

本当にそう思います!
憎しみは憎しみを生む。…ごく、簡単な理屈ですよね?一つ「北風と太陽」の寓話で子供でも分かる理屈だのに…(-.-;)

投稿: | 2015年1月15日 (木) 10時18分

「教育こそ虐殺や報復の連鎖から逃れる唯一の道」 - 教育とは我々にとっては言い換えると啓蒙となり、理性的な考え方を諭すものです。しかし主力的なイスラムの教えに従うと、そのようなものを女性だけでなく、人々は身につけてはいけないのです。

理性的な思考がないところでは対話なども生まれません。戦うことによってしか何かを得られないとするならば、そこに啓蒙される必要なども無いのです。だから戦いと殉教によって何かが達成できるとする教えを変えることは容易くはありません。

投稿: pfaelzerwein | 2015年1月15日 (木) 23時10分

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