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2015年7月 9日 (木)

巨大なスイカの真っ赤な果肉は、友人の心を写しているかのようだ

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大きな宅配便の箱が届いた。

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中には楕円形の巨大なスイカが入っていた。体重計で計ると13kgもあった(*^_^*)

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包丁で真っ二つにすると、真っ赤に色づいた綺麗な果肉が・・・有名な大栄町(現北栄町)のスイカだ。

鳥取に住むU君とのお付き合いはもう45年になる。1969年夏、“べ平連”(ベトナムに平和を!市民連合)は、翌年に控えた大阪万博に対抗し、“反戦のための万国博 ハンパク”を企画・・・私は梅田地下街でフォークゲリラで街頭宣伝、U君は現場監督だった。

大阪城公園で開かれたハンパクには、小田実を始めリベラル派の文化人や内外の反戦運動家が集い、シンポジウムや徹夜のティーチ・イン、さらには反戦フォークのライブが行われ、カミソリの鋭さとナタのパワーを合わせ持つ友部正人の歌声に、若い僕たちは青春のエネルギーを燃やした。

その後U君は故郷に帰り、地元の建設会社の社長に・・・子どもを連れてお邪魔した我がファミリーを贅沢に歓待してくれたものだった。

浮き沈みの激しいU君の人生・・・会社の倒産、負債の責任を問われ自己破産・・・全てを失う失意の中に放り込まれた。お人好しのU君は体よく責任者に祭り上げられたわけだ。

ようやく負債を完済し、細々と生きる彼と再会してからももう20年が経つ。すっかり世代が変わり、若年性認知症を患う連れ合いと長男と暮らす彼だが、お礼の電話の向こうから聞こえるだみ声は若いころそのままの迫力・・・しっかり生きている!

4人の子どもたちと6人の孫を合わせて15人のU君ファミリー・・・権威に囚われない彼の生き方は若いころから全く変わらず、子どもやその連れ合いたちからも呼び捨てにされて慕われる・・・いいねぇ~(*^_^*)

長男が取り組む無農薬・有機栽培のイチゴ・・・試行錯誤を繰り返し、独力で作った見事な作品を二年前に送ってもらって感動したが、昨年はネズミの被害で全滅。今年は納得のいく出来栄えでなかったからとほとんどを廃棄したという。地元の農家が「売って欲しい」といって来たのに・・・彼の息子も頑固な職人・・・イヤ、もはやアグリ・アーチストなのかもしれない。

生きにくい道を歩く息子に呆れながら、でも嬉しそうだった(*^_^*)

来年こそ、納得できるイチゴを作って私たちを呼んでくれるとのこと・・・楽しみにしている。

豊かな自然に恵まれ、本物の味覚で育ったU君の子どもや孫たち・・・イチゴ農家として、パティシェとして、鳥取から日本や世界を驚かす作品を送り出す日がくることを確信する。

坂本 洋

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