八ヶ岳山系最高峰の赤岳へ
山小屋の朝は早い。みなさん4時ごろからゴソゴソ。食事の前に、まだ暗い稜線に出て御来光を待つ。
東には雲海が広がり、地平線が明るく輝いている。5時少し前にオレンジ色の太陽が顔を覗かせた。
一瞬に辺りは明るくなり、黒い山肌が赤黒く変わる・・・さすがにドラマチックだ(*^^*) 雲海に浮かぶ富士山もくっきり。
早々に朝飯を済まし、6時に山小屋を後にして稜線を南に歩く。直ぐにキツイ登りになり、目の前に標高2829mの横岳がそそり立つ。道は小石や岩の混じったガレ場・・・落石に注意し、自分も落とさないよう慎重に登る。
最後に八ヶ岳山系最高峰の赤岳へ。傾斜はますますきつくなり、絶壁をクサリをつかんでよじ登る・・・今迄で一番ハードなコースだった(^_^;)
標高2899mの赤岳からは360度の眺望が広がる。次第に雲が出て、富士山は見えないのが残念だったが、北アルプス、南アルプス、中央アルプス・・・日本の屋根が一望できる。この景色が山登りのご褒美かな(*^^*)
疲れが溜まった下りが危険、クサリ場の連続で気を抜けない。しかも土曜日とあって登って来るハイカーが多く、狭い岩場で数珠繋ぎ(^_^;) 小学一年生の兄弟がひょいひょいと下るのにはびっくりした。
岩場を過ぎて中腹の行者小屋までたどり着き、ちょっと一息。後は沢道を下るのだが、ひっきりなしに登りのハイカーとすれ違う。夏山シーズン、週末を八ヶ岳で過ごす人たちに「こんにちは!」も疲れるなぁ〜(^_^;)
後日、写真をご紹介します。
坂本 洋
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