田中研二の帰国ライブを京都の拾得で楽しむ
オーストラリア在住のフォークシンガー、田中研二の帰国ライブが京都の拾得(じゅっとく)であった。40年ぶりに訪れた老舗のライブハウスは当時の雰囲気のまま。タナケンも昔と変わらずに、ぼそぼそとペーソスあふれる歌を弾き語っていた。
大阪の茨木市出身、信州大学で学ぶもフォークソングに魅せられてドロップアウト。大阪に帰ってきた彼と知り合ったのは、私がやっていたFREAK(フリーク)というロック喫茶だった。
共通の友人だった貧°苦(ピンク)は既に亡く、お互い前期高齢者となったが、最近Facebookでつながり、今回15年ぶりの再会となった。
バンジョーの名手古川豪がゲスト出演、京都にこだわり、下町の人情あふれる人々の暮らしを歌うスタイルは、今も全くぶれるところがない。 豊田勇造が登場・・・こちらはレゲエに魅せられた熱血のブルースシンガーだ。私の主催するコンサートに何度も出てもらった。「タナケンはシンガーズ・シンガー・・・シンガーが好きなシンガー」だと語る勇造、最高の褒め言葉だよね(*^^*)
タナケンが着ているのは、伝説のフォークシンガー、ウッディーガスリーのギターに書いてあったという‟THIS MACHINE KILLS FASCISTS”をあしらったもの・・・彼の生きざまを象徴しているようだ。お連れ合いは、「KILLはよくない」って・・・これもいいなぁ~(*^^*) マンドリンの名手も加わってのジャムセッションは、タナケンの‟すすき川の流れるところ”(Youtubeでどうぞ:5分35秒)・・・♪もうずいぶん遠く離れてしまった すすき川の流れるところから・・・私の大好きな曲だ。 タナケンや古川豪、豊田勇造・・・変わらない熱い魂を持ちながら、ずうっと今を歌い続けるフォークシンガーたち。もう一つの生き方を求め続ける彼らと同世代を生きることを誇りに思う。今度は豊中に来てよね(*^^*)
坂本 洋
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コメント
拾得は懐かしい昔の友人達が集まってくださり、気持ちよく演奏できました。
また、来たいです。次の時には豊中で。
投稿: 田中研二 | 2015年10月31日 (土) 01時02分