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2016年3月25日 (金)

BOROの美学 野良着と現代ファッション展を見に神戸へ

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BOROの美学 野良着と現代ファッション展・・・とても気になるタイトルの美術展を見に、神戸ファッション美術館へ。

田中忠三郎 SHOBU学園 Keisuke Kanda・・・またまた全く知らないことに出会ってしまった(^-^;

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展示されているのは、東北地方で大正から昭和初期に作られ、実際に野良着として使用されていた衣類・・・ボロボロになったものも・・・。

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つぎはぎだらけでパッチワークのような着物は、厳しい寒さを防ぐため分厚くごわごわしている。当時はまだ貴重品だった木綿よりも、麻が主に使われていたという。

夜なべ仕事で繕い、何十年も使いまわし、破れたら端切れを縫い付ける・・・それが実に美しいのだ。

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集めたのは田中忠三郎という民族学者。約2万点に及ぶ衣類や民具のコレクションのうち、786点が国の重要有形民俗文化財に指定。

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「BORO」に魅せられたアーチストが、現代ファッションに挑む。

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鹿児島県にあるSHOBU学園では、障がいを持つ人たちが、現代の織姫として紡ぎ、織り、縫った作品を作りだしているという。

「生成りのアート」というのだろうか、アールブリュットとして世界的に注目されている流れの中にあるのだろう。

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こちらは神田恵介さんの作品・・・「BORO」の魅力に獲りつかれ、独自のセンスで現代ファッションに取り入れた彼の作品は、Keisuke Kandaとして若い女性に大人気だという。

「服を着てくれている十代・二十代の女の子たちは、おそらく田中忠三郎さんのことを知らないだろうし、都築響一さんの「BORO」も読んでいないと思うけど、ケイスケカンダの服の根底には、東北青森で生み出されたアウトサイダーアートへの畏敬の念が確かにある。そう、目には見えないけれど、確かにつながっているのだ。(パンフレットから引用)

柳宗悦の民芸と通じる田中忠三郎、そして現代に「BORO」を「美」として蘇らせる神田恵介氏・・・「畏敬の念を抱く」というところがいいなぁ~と思う。

坂本 洋

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