« “ピースマーケット・のせ”は大盛況 | トップページ | アジサイが咲いて季節は初夏へ »

2016年5月17日 (火)

木村草太×国谷裕子 対談続き ‟危機はチャンス !”

Dsc06772_2

14日に大阪弁護士会館で開かれた‟クローズアップ現代公開版”、新進気鋭の憲法学者 木村草太さんの講演に引き続き、二部では国谷裕子さんとの対談・・・最高裁判決は論理構成のちょっとしたミスで決まったりする。弁護士は自らのミスが取り返しのつかない人権侵害を引き起こす恐れがあることを自戒すべき・・・弁護士を前に堂々と述べるところがすごいね(^^;)

憲法の役割は人権養護と権力の独裁阻止。「安保法制」をめぐる議論で自民党が示した「砂川判決」・・・外交・防衛など国の統治行為は、一見明白に違憲でない限り最高裁は判断しない・・・というのは、「憲法の番人」を自ら放棄することだが、時の政権に対して次々と違憲判決を出した場合、政権側は最高裁の人事に介入せざるをえない・・・「百田尚樹さんを最高裁長官にしようとしたら困るでしょ」と木村さん(爆)

「国の統治のあり方の最終判断は国民に委ねる」というのは、それなりに合理的なのではないか、と。

組体操で大けがをした生徒に、謝りに来た生徒の例を載せる道徳教本・・・母親が、「あの子が一番つらい思いをしているんだから・・・」は違うでしょと。危険な組体操をやらせた学校側の責任はいったいどうなっているのか? 必要なのは道徳教育より「法学教育」ではないか、とも。

ブラックバイトで自死に追い詰められる学生にとって、労働法規の学習も欠かせないよね。

王政から共和制を経て、立憲民主制に移行してきた近現代の政治・・・専制君主の横暴を縛るために、貴族が憲法をつくった第一共和制。しかしワイマール共和制は不安定で、ナチスの独裁を招いてしまった。

現在の日本は、貴族の立場となった市民が憲法で権力を縛る立憲民主制・・・のはずだが、自民党改憲派が求めるのは「王政復古」・・・(>_<)

木村さんの師匠は、自民党推薦の参考人陳述で「安保法案は違憲」と述べたあの長谷部恭男(はせべやすお)さん。師匠は、「憲法とは、異なる価値観を持つ人々が無理を我慢する芸」だと・・・。

いまさら王政復古っていわれても困るよなぁ~(~_~;) 現天皇も迷惑だと思うだろうしね・・・憲法は、根本的に権力を縛り独裁を防ぐシステム。自民党が王政復古的改憲案を出して以降、逆に改憲に反対や慎重な意見が増えつつあるというのは、それだけ社会が成熟しつつあることの証か・・・。

「ぬるすぎる憲法学を根本からつくり直す」と意気軒高な木村草太さん、専門家に対して適切な質問ができるキャスター国谷裕子さん・・・どちらも素晴らしかったなぁ~(#^^#)

坂本 洋

|

« “ピースマーケット・のせ”は大盛況 | トップページ | アジサイが咲いて季節は初夏へ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/134196/63643398

この記事へのトラックバック一覧です: 木村草太×国谷裕子 対談続き ‟危機はチャンス !”:

« “ピースマーケット・のせ”は大盛況 | トップページ | アジサイが咲いて季節は初夏へ »