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2016年7月14日 (木)

あるイチゴ農家の悩み

Itigo2生真面目を絵にかいたような若者・・・といってももうすぐ40になろうとする友人が会いたいということで、食事をしながら3時間ほど話を聞いた。

農村でイチゴ専門に作って10年、数年前には「何とか満足できるものができたので・・・」とパックに入った商品のイチゴを送ってくれたのだが、大きくて粒ぞろい、瑞々しく甘く、とびっきりの美味しさだった。

しかしその後連絡は途絶え、今年になって、SNSにイチゴハウスを整理する画像が数枚・・・ひょっとしてとの心配通り、「止めようと思う」と語りだした。

どうしても納得できるイチゴができず、年齢的にもぎりぎりで、一度整理しようと思うという。

素人目には十分立派な商品だと思うのだが、無農薬有機栽培ならではの壁に突き当たって、体力気力も限界。パートナーでもいればまだしも、たった一人で悩む姿が痛々しい。

技術的な問題はダニとネズミの被害。特にネズミが彼にとって越えがたい壁となって立ちふさがっている。

他の農家は、殺鼠剤を撒いて対処・・・直接触れないから「無農薬」として売っているそうだが、純な彼はそれができない。

古来からネズミには高床式倉庫で対応してきたわけで、イチゴの場合にも石垣イチゴがあり、最近では収穫を楽にする意味でも、パイプを組んで苗床を高くする製法が開発されているが、かなりな設備投資が必要。

借金してそこまでするかどうか・・・。

営農志望の若者が増えているが、ほとんどは多品種少量生産。露地栽培で旬の野菜を育て、少しずつお得意さんを増やしてなんとかやっている。付加価値が高い商品作物一点主義はリスクも高いわけだ。

山下惣一さんに憧れ、不器用に生真面目に農と向き合う若い友人・・・何とか夢を追い続けて欲しいが、金も力もない非力な私には、ただ話を聞くことしかできないのが情けない(>_<)

「長時間話を聞いていただいてありがとうございました。少し違った視点からゆっくり考えてみます。」とメールが届いた。

ガンバレなんて言えないけれど、少し休んで、自分なりの歩みを始めて欲しいと願うばかりだ・・・。

坂本 洋

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