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2016年10月29日 (土)

野党共闘のキーワードは“リスペクトの政治”と、中野晃一さん

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「参議院選を経て 野党共闘の可能性と課題」と題するシンポジウムが大阪市内で行われ、上智大教授の中野晃一さんが講演。

安保法であれだけ盛り上がったSEALDsや「総がかり行動」などの反対運動・・・しかしこの夏の参議院選挙では、自公などの改憲議席2/3を阻止することができなかった。「正直、ちょっと疲れたかなと・・・」

冷静に見ると、32の一人区の内11を野党候補が制した。3年前は僅か2選挙区でしか勝てなかったのだから大きな成果があった。その流れは主権者である市民が作ったわけだ。

しかし、野党第一党の民進党の腰が定まらない。新潟知事選では原発再稼働を求める電力労組に配慮して自主投票。東京と福岡での補欠選挙では、共産党外しに動き野党共闘に水を差す動き。

「綱領や基本政策が異なる勢力とは組めない」という民進党幹部。しかし、綱領や政策が同一なら別々の政党である必要はないよね・・・(>_<)

一人区や小選挙区など、「非民主主義的選挙制度」においては、与党に対して野党が分裂していては勝ち目がない。「野党は共闘」は主権者の声なのだ。

その際のキーワードは「リスペクトの政治」ではないかと中野晃一さん。野党や支援労組間の違いを認め合って、お互いを尊敬する・・・それは市民が働きかけていかないと実現しない。

圧倒的多数を得て、野党や市民を無力感に陥れ、屈服させて自主的に服従させようとする安倍政権に対し、諦めないで受け皿づくりを急がなければならない。

市民は決して無力ではない。年明けにも解散総選挙といわれていたのがトーンダウンしているのは、「野党共闘」の影に怯えているわけだ。

有力な候補者を早く決めて、“勝負になる”状況をつくらなければならないが、その際のキーワードは「対話力がある人」・・・市民と対話できる人、野党間の違いを乗り越える包容力のある候補を・・・公開性の中で一本化を急ぐべき。

そして明確な争点を掲げる。

自公の政権与党側は執拗に争点隠しをする。改憲や戦争法など白黒がはっきりする争点を隠すため、有権者に受けの良い保育所問題や奨学金を小出しに公約に掲げる。争点を量的緩和に矮小化するのが常套手段。

選挙に勝てば公約など平気で破る・・・「TPP絶対反対!」って言ってたよね( ̄▽ ̄)

量的緩和に馴染まない争点をはっきり掲げることが必要・・・そのヒントはジェンダー(社会的性差別)ではないか。選択的夫婦別姓を始め、男女平等に最も遠い日本社会。女性の人権侵害がいまだにまかり通っている社会に未来は描けない・・・これを可視化して争点に!

行動する学者の代表といえば、昔は小田実、今は中野晃一・・・小田実さんには権威主義的なところが多々あったが、中野さんはしなやかに市民に寄り添う21世紀の学者さんだ(#^^#)

坂本 洋

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