北岳・間ノ岳登山 三日目
山小屋二泊して、“北岳”と“間ノ岳”に登った今回の登山、「白峰三山マイナス1」だったけど、まぁこんなもの(^^;) 三日目の朝も晴れて日の出を見ることができた。
朝焼けの中にでーーーんとそびえる富士山・・・日本第二の高峰からの眺めは格別だ(#^^#)
テント泊の人たちも起きてきて、みなさん朝の光に包まれながらカメラを向けていた。
さて、いよいよ下山。足は疲れがたまっているが、登りに比べれば遥かに楽だ。
下山ルートは北岳の中腹を縫うように設けられた細い道。足の下には千尋の谷が広がっている(>_<)
冒険ものの映画で、ものすごい断崖絶壁の中腹を行く・・・そんな気分(^-^;
「落石と滑落に注意」って、まあ、こんなところで岩が落ちてくれば逃げようがないけどね・・・。
北岳の南面は巨大な岩盤になっている。“北岳バットレス”というそうで、ロッククライミングの強者どもがアタックするそうだ。
“八本歯のコル(鞍部)”という峠で沢に入るが、崩れた岩がごろごろ転がるコース・・・目印の赤いペンキを見失わないように、足を踏み外さないように慎重に下る。
森林限界まで下ると、ダケカンバが茂る斜面が現れたが、まだまだ延々と下山ルートは続く。
青空にダケカンバが映える。
凍ってツララが下がっていた上流の細い流れも、次第に太くなり、ごうごうと音を立てて流れ落ちる。
4時間余りほとんど直線的に下って、ようやく下界に戻ってきた。
稙層はウラジロモミやモミジの仲間に変わり、いかにも「信州の高原」いう雰囲気・・・山ぶどうの葉が紅葉していた。
標高差1500m、距離6km・・・登りに比べれば遥かに楽だが、足元を気にしての下りは危険と背中合わせ、登山用ポールが役に立った。
何とか無事下山し、麓の温泉で緊張と疲れをお湯に溶かしてホッと一息。大阪まで車で400km帰らないといけないから、ビールが飲めないのが悲しいネ(>_<)
三日間とも快晴・微風・・・穏やかな山日和に恵まれて非常にラッキー。日ごろの行いは天気には関係なさそうだ( ̄▽ ̄)
坂本 洋
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コメント
ビールなしというのも大きな苦行ですね。お疲れさまでした。
投稿: 山田隆志 | 2016年10月19日 (水) 08時46分
近くの山はだいたい登って・・・アルプスまでいくと、金も時間も嵩んでね〜(^_^;) 車だけに飲めないのが悲しいです😢
投稿: 坂本 洋 | 2016年10月19日 (水) 14時20分