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2017年4月 1日 (土)

平等な増税と分配が社会の安定をもたらす? 井出英策氏に注目!

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Facebook依存症は困ったものだが、新しい発見も多い。井出英策慶大教授って、全く知らなかったけれど、民進党大会にゲストとして呼ばれた際のスピーチが大きな話題を呼んでいるという。早速12分余りの動画を見てみたら・・・いやぁ~凄く熱い人だ(#^^#)

友だちからは、「なぜ民進党なんかに?」、「あれはダメだ!」など目茶目茶けなされたが・・・と冒頭から過激な発言。しかし、「強いものに味方するのは簡単だが、最悪の状況に陥っている民進党が三顧の礼で迎えてくれたことに応え、20年間の研究成果を全て捧げる・・・」と。

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経済は苦手な私、岩波ジュニア新書を買って読んでみた。

中高生にも分かりやすく、日本経済の歴史を解説・・・池田内閣当時に「日本型福祉国家」の原型が設計され、高度成長・バブル・失われた20年を経て現在に至るまでその骨格は変わらない。

自助・共助が原則で、足りない部分を公助として政府が補うという「小さな政府」・・・しかし、21世紀になり、明らかに行き詰ってきた。

専業主婦が激減し、夫婦共稼ぎでも家計収入は減少・・・自助どころではなくなった。さらに地域社会は分断され、共助も難しい。増え続ける財政赤字で、ただでさえ貧しい福祉予算すらカット・・・公助も細るのでは、誰もが不安になり、もぐらたたきのように、より貧しい層に不満のはけ口を求める。

グローバリズムで低賃金競争に巻き込まれた現役世代。格差は拡大し、過労死が若者を襲う。

一方で「大きな政府」への批判は相変わらず・・・北欧型福祉国家では、税金が重すぎて真面目に働く人がやる気をなくす。福祉予算が国家財政を破たんさせる・・・。

しかし、現実は逆で、GDPに占める財政赤字は概ね50%程度にとどまっている。翻って、「小さな政府」のアメリカは100%、日本に至っては断トツの200%・・・あれ?

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日本は増税を先送りしてきたという。井出氏は逆に増税の必要性を指摘。

その際、通常は「金持ちから取って貧困層に再配分する」というもの。しかし、これでは「生活保護バッシング」に見られるように、富裕層だけでなく中間層にも不満が溜まる。

平等に課税し、平等に分配する・・・一見貧困層に過酷なようだが、実はこの方が格差は減少する。

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「ベーシックインカム」とも違うという。それは現金給付ではなく現物給付・・・教育・医療・介護など、誰もが必要な「公共サービスの現物給付」が対立を生まないので望ましいと。

経済成長のためなら何でもする・・・武器や原発も売りまくり、カジノ誘致にしのぎを削る安倍政権。井出氏は、三人の子どもを持つ立場から、何としてもこの国を諦められない。自らの全てを若者と次の世代のためにささげたいと。気鋭の経済学者・・・こんな人がいるんだと嬉しくなった。

しかし、蓮舫代表の下設けられた前原委員会が、井出氏を三顧の礼で迎え教えを乞うという。これはどういう意味を持つのか・・・?

坂本 洋

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