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2017年5月24日 (水)

言葉の力で未来をつむぐ・・・高橋源一郎さんが豊中で講演

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「憲法記念市民のつどい2017」・・・主催は豊中市。折しも昨日は「共謀罪」が衆議院で強行可決された日。「今や『憲法を守ろう』というだけで公共施設が借りられないという異常な事態になっているけど、その点、豊中市はいいよね」・・・と源ちゃん。

2013秘密保護法→2015安保法→2020改憲・・・このままだとホップ・ステップ・ジャンプで一気に「アベちゃんの国」にされてしまいそう。ではどうすれば?

ひどい、危険な法律が次々と成立するのに、多くの人々は日々の暮らしに追われて関心がない。つまり、運動が暮らしを離れていては力がない・・・足場を見つめなければ。

源ちゃんの暮らしは?

秀才で華々しく作家デビュー・・・順調な人生だったが、幼い子どもが小児脳症で生死の境に追い込まれ、死か、重い障害が残るかという緊急事態になり奈落の底に・・・。

一晩寝ないで考えて、「よし、この子とともに生きていこう」と考えた。しかし、お連れ合いは3秒と掛からなかった・・・この違いは?

子どもに重度の障害があったり、小児ホスピスに入っていたり、認知症になった親を抱える人々に接する中で、男性は皆暗い。一方で女性はなぜか明るい。

常在戦場にある男性にとっては、「普通じゃない」のが許せない。しかし、女性にとっては自ら生んだ命が最優先・・・それが強さと明るさの理由か・・・自ら子育てに関わり、「おばさん化」する中で、源ちゃんは「弱者の研究」を始める。

元気な人だけの社会、効率最優先はホントに効率的? 他人を助けると損?

いやいや、困っている人を助けると、助けたこちらがむしろ力をもらうのでは?

自らの体験から得た「経験知」で考える。足場を見つめる中から世の中を考える・・・源ちゃんの場合、それは教育だと。

秀才として自らが歩んできた受験教育はベルトコンベアのようなもの。より早くより多く知識を詰め込んで競争に勝つ。しかし、自分の子どもがそれに馴染めないと知り、デューイの理論を実践する私立の学校へ入れた。

その学校は徹底した民主主義を貫いている。先生と生徒ではなく、大人とこどもがそれぞれ対等に権利を持ち、学則も人事も「全校ミーティング」で決める。

何も分からない子ども・・・そんなことをしたらめちゃくちゃになる?

いやいや、教育とは民主主義のトレーニングの場。自由の中にこそ自ずと規律が生まれる。

しかし、アベちゃんの教育は真逆・・・考える力を育むのではなく、権力にこびへつらう人々を大量生産しようとしているのでは・・・。

教育が壊れるとき、デモクラシーも壊れる。それに抗う力は? 

足場を見つめ、経験知から掘り出した言葉の力で未来をつむぐ・・・これしかないのでは・・・と。

弱者・共生・自由・・・同時代を生きる、ほぼ同世代がたどり着いた弱者の思想・・・私の中に散らばっていたコトバが、カタチを持って生み出される思いがして聴き入った90分だった。

隣に座っていたカップル・・・男性は「とりとめのない話やったなぁ~」 女性「あんたが寝てたからとちゃう?」 いやいや(^^;)

坂本 洋

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