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2017年6月30日 (金)

豊島・・・90万トンの産廃と闘った人々の記録

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昨夜のBS1で、豊島の産廃搬出事業が完了するまでの人々の闘いを放映・・・改めて見入ってしまった。

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1970年代、瀬戸内海に浮かぶ美しい小さな島に全国から産業廃棄物が持ち込まれ、豊島はゴミの島になってしまった。その量は90万トン以上に上り、ほとんどがシュレッダーダスト・・・自動車や家電などの産業廃棄物だった。

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「ミミズの養殖事業」だと偽って業者が始めた持ち込み・・・しかし実際には産廃で、悪臭と野焼きによる煙害で島民は生活が脅かされることになり、香川県に対策を求めた。

しかし、業者が「怖い人」だったようで、職員は追い返され、県も対策どころか触らぬ神扱い・・・当時の県知事など、逆に島民を侮辱する始末(>_<)

美しい島を取り戻すための命がけの闘いが始まった。島民たちの先頭に立ってきたのが砂川三男さん、支えたのが故中坊公平さん・・・島ぐるみの諦めない闘いが行政を動かし、ようやく公害調停が成立したのは21世紀になってからだった。

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2003年、隣の直島にある三菱マテリアルの工場跡に高温燃焼施設を建設・・・豊島の産廃はここで無害化処理が行われることになった。

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2006年、「菜の花プロジェクトみのお」の神前代表に率いられ、私も豊島を訪れ、砂川さんからお話しを伺う機会があった。

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ようやく軌道に乗り始めた産廃搬出事業だが、膨大なゴミを全て運び出すのはいつになることか・・・果てしない苦難の道は始まったばかりだった。

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2017年3月28日、最後のゴミを載せたトラックがフェリーで直島へ向かい、14年を掛けた搬出事業は完了・・・しかし、まだ汚染された地下水は手付かずのままだという。

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豊島は今やアートの島・・・豊かな自然環境を活かした豊島美術館には世界中から多くの人々が訪れる。

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ドームに抱かれて、「何もしないでぼーーーとする」・・・それが至福のひと時をもたらしてくれる。私もその虜になった一人だ。

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直島は瀬戸内アートのメッカ、草間彌生のカボチャはランドマークとなり、地中美術館はいつでも行列が出来るほどの人気。

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アートの島の歴史には、無責任な産業界と、住民に背を向け続けた行政の無策があったという事実・・・そのことを忘れてはならないと思う。

しかし、ダイオキシンは無害化処理が可能だが、放射性廃棄物は煮ても焼いても消えない・・・そんなものを吐き出し続けてどうするつもりなのかと・・・(>_<)

坂本 洋

 

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