琵琶湖を見下ろす蓬莱山は50cmの新雪・・・雪中行軍でバテバテに(>_<)
比良山系の蓬莱山は、琵琶湖を見下ろす尾根歩きが最高で四季折々に訪れている。手軽に雪景色が楽しめるので、冬場もいいのだが・・・暖冬で今シーズンは諦めていたが、寒気の南下でラストチャンスとばかり金曜山登りに出かけた。
杉の植林帯の急坂は、麓からかなりの積雪。アイゼンを付けて、新雪を踏みしめながら登っていく。
尾根道に出ると、比叡山から京都の北山がうっすらと雪を被り、雲が山肌を登っていく・・・いやぁ~なかなかの絶景だ(*'▽')
一つ目のピークの権現山へ。このころはまだ陽が差していて、青空の下新雪が眩しい。
降ったばかりの雪は柔らかく、踏みしめるとずぼっと沈んでしまう。新雪をかき分けて進むのをラッセルというが、これがメチャメチャ疲れる(>_<) 幸いスノーシューのトレースがあったが、アイゼンだけでは厳しく、一歩一歩足を引き抜きながらの前進になるので疲れるし時間が掛かる。
真っ白い雪の中に葉を落とした広葉樹が・・・自然のオブジェに思わず見とれてしまう。
琵琶湖から雲が吹き上げてくるが、天気は穏やかで吹雪になる恐れはない。先を行くのはスノーシューを履いた二人の若者。スノーハイクを楽しんでいるようだ。
二つ目のピークのホッケ山。遥か先に目指す蓬莱山頂が見えて来た。
真っ白いふかふかの雪・・・都会では見られない光景だよねぇ~(*'▽')
眼下に琵琶湖が姿を現した。
振り返ると、歩いてきた尾根道が遥かに伸びている。
僅かに霧氷が残っていた。
ようやくたどり着いた標高1174mの蓬莱山頂・・・吹き抜ける寒風が凍りついて針のように突き刺さっている。
ここは琵琶湖バレーのスキー場。スノーボーダーたちが琵琶湖に向かってダイブしていた(*^^)v
高島トレイルと呼ばれる縦走コースの先には、雪を被った武奈ヶ岳が見える。土日には多くのハイカーが訪れることだろう。
予定より大幅に時間が掛かったので、ランチタイムも切り詰めて折り返しの下山。午後に天気は曇天に変わり、青空の絶景は隠れてしまった。
予想より多い積雪で、新雪を踏み抜きながらの雪中行軍・・・途中で膝も痛み出したが何とか無事下山。ワカン(和カンジキ)を持ってくるべきだったなぁ~(^^;)
坂本 洋
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