種ケ島に友人が居るっていいでしょう(^-^)
雨の屋久島からフェリーで一時間、種ケ島の島間港へ。迎えに来てくれた友人の車で観光地を案内してもらった。世界遺産でそれなりに賑わう屋久島に比べ、どうも元気がない・・・と、大阪からUターンした友人は嘆いていた。(写真はクリックで拡大)
種ケ島といえば鉄砲伝来の地・・・最南端の公園には記念碑が置かれている。
1543年、難破したポルトガル船の乗組員を助けた縁で鉄砲の技術が伝わったそうだが、当時の最先端武器は瞬く間に戦国大名に広がり、それまでの弓矢や刀による騎馬戦を根本から変えてしまうことに・・・。
関ヶ原の戦いまで僅か50年余りで、日本は世界有数の鉄砲大国になったということに改めて驚く。
太平洋が広がる絶景・・・天気が良ければ最高だったのだが。
海岸沿いに広がる防風林はガジュマル。
南国の種ケ島では7月には早や稲刈りだそうだ。昔は二期作が普通だったが、農家も高齢化でとてもとても・・・と。
今や宇宙ロケット発射場としての方が有名に・・・確かに発射の時だけは大勢の観光客や報道陣で賑わうそうだが、頻繁に打ち上げがあるわけではなく、むしろサーファーのメッカとのこと。
ロケットに見立てた刈り込み、噴射部分は赤い花で彩られるそうだ(^^;
宇宙少年なら一日ゆっくり楽しめそうな盛りだくさんの内容。ただ、レストランはなく、日曜日でも観光客は僅か。
友人との共通の趣味は植物・・・ロケット基地より豊かな自然見物が有難い。
マングローブが川沿いに広がる地区。沖縄にもあったが、マングローブの森として整備が進んでいる。
遊歩道を歩くと、すぐ下の汽水域には無数のカニがうろうろ・・・小さな生き物にとっては格好の住処になる。成長した森を再訪したいもの。
道路沿いに、なにげに咲いている鉄砲ユリ。惜しげもなく気品ある姿を見せてくれている。
南国特有のデイゴもいいね。
ちなみにこれは何の花でしょう? (答えは最後で)
夜のおもてなしは、同級生がやっているという料理屋さんへ。前もって私のために頼んでおいてくれた料理の数々・・・アワビもミズイカもとびっきりの美味しさだ。
トコブシのみそ焼きも酒のあてにぴったり。
珍しい郷土料理の数々・・・右端は、サツマイモの澱粉をフライパンで焼いてから煮つけたという。何とも不思議な触感だった。
友人が自宅に植えているハマボウの葉も、その場でてんぷらに。さっぱりとした中にほんのりとした香り・・・これも絶品。
島の焼酎「南泉」を何杯もお代わりし、美味しい料理と楽しい話で時を忘れてくつろいだ。
一人暮らしの母親の介護のため、故郷に戻った看護職の友人。大阪でもそうだったが、エネルギッシュで魅力ある求心力を持つ。既に新しい職場の公営病院でも当然のごとく改革を始めている。種ケ島は貴重な人材を得たわけだ・・・成り行きが楽しみというものだ。
遠く離れた地に友人がいるって、何よりの幸せだよねぇ~(*^^*)
※花の名前はウコン・・・こんなきれいな花だったんだねぇ~。
坂本 洋
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